組織図について
こんにちは、中野区の美容師行政書士の北原です。今日は会社の組織図について書きます。
組織図とは
組織の指揮命令系統を図に表示したものです。企業の活動は多岐にわたります。上場企業に見られるように、世間の動きに合わせて、ある事業から撤退したり、ある事業に新規参入したりすることにより組織は流動的に変わることもあるでしょう。
その都度、組織図をアプデする必要があります。
組織図の存在意義は、組織の体系を説明することにあります。
誰に説明するかというと、執行部以外の人(従業員や投資家、並びに世間に対して説明するためと考えられるでしょう。
融資の説明書類として
融資を受ける際に、大切なのは「財務諸表」と言えるでしょう。金融機関は財務諸表により営利性を判断して、業者の将来性や融資を行うことの社会的意義を見極めてお金を貸します。
しかし、財務諸表のみでは「その企業が何をおこなっているか?」は判断できません。そこで、会社の組織図や取引先との関係などを書面化して「企業の実態を」補足することが必要となります。
建設業許可で組織図が求められる場合
建設業許可申請では、組織図の添付が求められる場合が多々あります。
なぜなら、「役員等に準ずる地位」で経験年数をつんだことや「役員等に次ぐ職制上の地位」などが経営業務の管理責任者を選ぶうえで必要となるからです。すなわち、役員等から直下に業務の委任を受けたことを証明しなければならないということです。
組織図の作り方
組織図は、いわゆるマインドマップ的に作成します。代表取締役を頂点として、裾広がりに構成されることが通常であると考えられます。特に決められた様式はありませんが、組織として矛盾が無いように注意が必要です。
pcを使って作成することもできますが、手書きでもいいと考えます。
例として、こんな感じです
組織図に関しては、いつでも作成することが可能と解されます。それに対して、過去の議事録などは作成することができません。
それは、過去の議事録は、議事があったときに作成するものです。それに対し、組織図は、現在の組織を疎明するものです。したがって、偽造の余地がないと考えられるからです。
北原 伸介
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