(情報公開)総務省に対する情報公開請求
このページでは、総務省に対する情報公開請求に関して記載しています。時の経過により、内容に齟齬を生じる可能性があります。実際に情報公開請求をする場合には、総務省のHPなども参照しながらおこなって下さい。
目次
総務省
総務省は、国民生活の基盤に係る非常に幅広い行政分野を掌握しています。また、総務省固有の業務として、いわゆる行政管理局、行政評価というとことで、各庁横串的なチェック機能があると説明されています。100を超える課室を有する大きな機構です(第4回公文書管理委員会、17頁参照)。
文書の特定まで。
- どの組織に文書があるのか?
- 、文書の特定に必要な事務
- 事務方に問い合わせる。
- 行政文書ファイル管理簿等で文書を調べる。
なお、ア、の報道や国会答弁からの情報をもとに開示請求する場合にはこちらが参考になります過去記事→(情報公開請求)情報公開請求書にプレスリリースを添付する利点。
どの組織に文書があるか?総務省の場合
事務の掌握先を調べる。
行政ファイル管理簿からファイルを調べるためにも、目的の文書を作成・保有していると思われる組織がどこなのかを調べる必要があります。
事務を掌握しているのは、通常は事務を所管している組織であると考えられますので、あたりをつけていきます。この場合においては以下のような方法が考えられます。
- 総務省HPで検索をかけていく。
- 国会で担当の事務方が答弁しているお可能性があるので、議事録を調べる。
-
同様の事例や似た事例がないか、過去の新聞で調べる。
- 組織図をつかって所管の組織を探す。
等の調べ方があると思います。
その際、総務、庶務、官房などの組織は、いわゆる「立案、調整」などの事務を行うために複合的な性質を有しているので、事務に関与しているかどうかは分かりにくいと思います。
また、そのような事務を行ったとしても「所管課が原本を保有しているために文書は廃棄した」との説明をされる可能性もあります。しかし、公文書管理法4条に規定する事務に関しては「文書を作成しなければならない」と規定されていますので同条に該当するような文書は作成しなければなりません。このようなことは審査会でも指摘されることがあります。参照ページ過去記事→学術会議問題と情報公開の状況
このような総務官房庶務の事務に対して、許認可申請などの定型的に反復するような事務は掌握先が分かりやすいと思います。
文書保存期間表と照らし合わせてみます。
- 文書ファイルが大量にヒットしてしまう。
- 絞り込みがかけづらい。
- 他の課も出てきてしまう。
上記のような問題があるので、ここで私はファイル管理簿の検索の前に「文書保存期間表」に目を通しています。総務省本省等文書保存期間表リンク
文書保存期間表には、行政ファイル管理簿に対応する文書の分類や保存期間、そのファイルにどのような文書が存在するのかの例などが記載されています。
情報公開請求書の作成。
情報公開請求書の提出。
開示決定から閲覧まで。
当事務所の紹介
東京都中野区にある北原伸介行政書士事務所では、情報公開請求に関する事務を行っております。
北原 伸介
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