（情報公開）監督復命書及び監督復命書整理簿

2024年4月10日2024年4月24日

このページでは情報公開に関する事例から、開示請求に関する理解を書いて行きます。

監督復命書

監督復命書は労働基準監督官が事業場に対する監督指導を実施する都度、指導結果等を労働基準監督署長に報告することを目的として作成する文書です。

監督復命書整理簿は監督復命書を年度ごとに取りまとめた文書で、労働保険番号や事業場名、業種等がまとめられている。また、所長判決欄には、監督指導後に労働基準監督署が今後どのような措置を行って講じるか？も記載されている。

情報公開個人情報保護審査会答申

令和2年（行情）答申485

所長判決及び完結の有無が空欄であることから、労働保険番号及び事業場名を公にしも、特定監督署による監督を受けたという事実が分かるのであり、労働基準関係法令違反の有無、それによる指導等の有無を含め、当該事業場に対する監督の結果が明らかになるとは認められない。当該部分は開示すべきである。

情報公開は開示請求書の提出を行い事務をすすめていく。その際に重要なのが「文書の特定に必要な情報の記載」欄に、どのような文言で職員に対して文書の判別を示すか？ということ。文書の特定に関して情報公開請求のコツ？文書の特定に関して

文書の特定に必要な欄の記載

「平成29年度、○○労働基準監督署の監督復命書索引簿（あるいは、監督復命書整理簿、監督復命書台帳、監督復命書入り欄表に相当する文書）」

行政機関が特定した文書

「平成29年度監督復命書整理簿」

この決定では、事業所名が不開示でしたが訴訟により争われています→リンク当事務所記事（情報公開請求と国家賠償）自社公表と不開示決定（労働監督復命書整理簿）

東京都中野区行政書士事務所である当事務所では、情報公開に関する事務を行っています。東京都中野区　行政書士　北原伸介のホームページです。

リンク

情報公開請求や公文書の管理に関心が強い行政書士。 taroimo1030@gmail.com （電話）080ー7172ー8669　（FAX）03－6850ー8573 お問合せは無料です。文書に関するものでしたらあらかじめFAXいただくとスムーズです。

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