理美容師は長く働ける仕事、新聞の投稿を読んで
こんにちは、夏季休暇も明けて業務を開始しました。美容師行政書士の北原です。
読売新聞2022年8月17日付25面に、高齢者が営む理髪店に通う男性からの投稿記事が書いてありました。それを読んでの感想です。
記事の概要
・投稿者が通う理容室は、87歳の男性が業務を行っているということ。業歴70年とのこと。
・その技術は素晴らしく、自然体での接客はしゃべりすぎずほどよい。ちなみに地域に詳しいとのこと。
・男性いわく仕事が好きで仕事をしていると体の調子もいいということです。
このような記事をみると、「とても素晴らしい仕事であるな」と感じずにはいられません。どのような部分がといいますと。
・長く働ける仕事であるということ。
・健康にも良い仕事であるということ。
お仕事のニーズがある。
87歳の高齢であるにもかかわらず、お客様に求められています。高齢社会の中で、社会に必要とされることは大きなやりがいとなることは間違いありません。
思えば、集客方法も理美容室の場合には簡単に行えることが想像できます。たとえば、高齢になると地域のレクリエーションやサークル活動などが盛んで、多くの場所で懇談が行われています。みなさん、お友達に髪の毛切ってよとか言われると思います。お仕事ゲットですね。
仮に、店舗を構えていなくとも条件を満たせば出張美容ができます。注意しなくてならないのは、出張美容を行う場合には届出が必要となるケースがありますので地域の保健所に確認を行います。
記事によると87歳の高齢であるにもかかわらずに技術を行うには支障がないというところにも目を引きます。
私の意見としては、高齢で業務を行える業種は限られていると思います、いわゆる「体力的に厳しい」というところです。しかし、理美容師の場合には長く続けることができそうです。
思うにこのような条件で行える仕事は貴重です。体力には個人差があると思いますが、予約制などにして業務の量をコントロールしてしまえば体力面をある程度はカバーできるはずです。業務をコントロールすることができれば、高齢者に限らず、何らかのハンデのある方にも一生仕事を行えるということも察することができます。
また記事のなかでは、「働いていると体調が良い」とも書かれています。理美容師の業務は、適度に身体を動かすために健康にいいのかもしれません。実際に私は、美容師業務を行っていない日は事務所でパソコンを長時間使って仕事をしていますが、体がつらいと感じることは間々あります。そんな日は、業務終了後にランニングを行ったりして体のメンテナンスをおこなっています。もっとも、理美容師業務であっても過度に忙しいと体が辛いです。
まとめとして、私はまだ美容歴20年ほどしかありませんが、今回の記事を読んでとても勇気をもらいました。それと同時に理美容師の業務は素晴らしいなと改めて感じました。
若いころには、サラリーマンの方から、美容師を見下すような言葉を言われたことも、たまにありました。そのころは、美容業界のことしかわかりませんでしたし「そんなもんか。」と思っていました。しかし、今では、行政書士の業務を通じて、さまざまな産業に触れるのですが「理美容師」いいな!と素直に感じます。
またどうでもいいことですが、当時顧客であった、とても博識な方に「いいねーこの仕事は、人生楽しめるよー。」と言われたことがありました。そのときは、「いやいやあなたに言われても、リップサービスいらねーし。」とか思っていたのですが、その言葉はどうやら本音で言われていたことであると最近気づいています。
それでは、本日も、過失に気を付けて業務に励んでいきましょう。キタハラ
北原 伸介
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