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理美容室事業者向けサル痘についての状況について

2022年7月27日

 令和4年7月25日 厚生労働省保険局結核感染症課より、報道機関宛にサル痘の患者の発生についての報告がなされた。サル痘の世界的流行については、東京都健康保険センターが詳しい。https://www.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/lb_virus/monkey_pox/ より以下抜粋

サル痘の世界的流行についてこれまでアフリカでの発生がほとんどであったが、2022年5月以降、欧米を中心にサル痘の感染が拡大している。
2022年5月のサル痘クラスターは現時点で非定型的である。
ヒトからヒトへの感染(厚生労働省サル痘について参照・飛沫感染(長時間近接した対面での飛沫への暴露)
・接触感染(感染した人や動物の病変・血液との接触、性的接触、寝具痘との接触)
・垂直感染
動物からヒトへの感染・感染動物の血液や体液、病変への接触感染。
・感染動物の肉などの接触も危険因子となる可能性がある。
症状・潜伏期 5~21日(通常は6~13日)
・症状は侵襲期と発疹期に分かれ、通常2~4週間で症状が治まる。
  侵襲期:発熱、頭痛、リンパ節腫脹、背部痛、筋肉痛、無力感
  発疹期:発熱後1~3日以内に発疹がおこる。
・発疹は体感よりも顔面や四肢に集中する傾向にある。
・合併症は、気管支炎、敗血症、脳炎、角膜感染に伴う失明や二次感染など
・致死率は0~11%といわれており、近年では3~6%
予防・手指消毒等の基本的な感染対策を行う。
報道・東京都の小池百合子知事は25日夜「世界で感染が拡大している。あまり心配することはないが手指衛生など感染予防策を心がけてほしい」と述べた。サル痘に詳しいい森川茂・岡山理科大教授(微生物学)は「サル痘は、飛沫感染のリスクは少なく、感染者と肌が触れあるほどの濃厚接触で広がる。日本人は手洗いなどの感染対策が日常化している。患者を早期に把握して対策をとれば、国内での感染拡大は防げるはずだ」と話している。2022年7月26日読売新聞朝刊
私の意見・理美容室は、顧客との接触のあることから高い注意義務が必要となる。なかでも、病変との接触や寝具等からの感染も確認されているために、顧客の皮膚に触れるものは清潔に保たなければならない。
 感染には肌が触れ合うほどの濃厚接触が必要であるとされているところであるが、(2022年7月26日読売新聞朝刊)病変がみられる場合には、接触を避けるために治療が終了(読売新聞2022年7月24日朝刊によると約3週間)するまでは店内の利用を控えていただくことも検討すべきと感じる。治癒までは3週間であるところ、美容を早急に行う利益と店内の安全とを衡量するとき、後者の利益が圧倒的に重要であることは論を待たない。
 たとえば、病変は四肢などに集中しやすいとのことであるが、施術中に使用するクロスなどをから、病原が感染する可能性があることは否定できないと感じる。
 また日テレNEWSによると、感染者の98.9%は男性だとする情報もあり今後の情報が待たれる。が男性客の多いサロンではより注意が必要か?
 飛沫感染に関しては、現在コロナ対策として各々のサロンで対策済みであることからコメントを控える。

北原伸介行政書士事務所

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