(ブログ)お子様等の質問乱発に答える(案)、親、教師その他。
2023年5月29日読売新聞29面にこんな記事があった「手に端末「先生知らんの?」
詳しくは、記事を読んでほしいのだか(図書館にあるのでは?)小学生などが、ネットの情報をもとに先生にクイズを乱発するらしい。
そのことが大人の負担になっているという社会面の記事である。
お子様に限らず、質問を連発する人はいる。そんなとき、某掲示板では「ぐぐれカス」と返信されることも珍しくはない。私の知る限りでは、大学でも調べることができるものは調べてから質問するように指導しているところもある。
しかし、上記の質問者は子供であるし「自分で調べてくれ。」と回答することは的を得ていない気がする。
そこで、私なりに思いついたことを書こうと思う。しかし、私は教育のプロではないし子どももいない。みなさんにとっては、机上の空論に感じてしまうかもしれないのであるが使える部分は使って欲しい。それに、批判的に読むことも大切なのでよろしくお願いします。
案)質問事項を文書にしてもらう。
授業中でも、ご家庭でもそうであるが私たちは何かの作業中に質問を受ける事になる。そうであるならば、作業中であることを理由に文書で質問を書いてもらうことはお互いにとって有意義なのではあるまいか(メモ程度でも構わない、ラインでもいいんじゃない)?以下メリット
- お子様の作文能力が向上する。
- 書いているうちに、質問の重要な部分が抽出される。
- 大人は、調べてから回答をしてあげることができるので、回答の質が担保できる。
- 実社会でも、メールなどテキストでやり取りすることは多いので有意義。
案)ネットの情報をもとにした質問であるならば、同じことを書いてある図書を見つけてくるように促す。
- 情報の質を担保する練習になる。ネットより書籍の方が信頼性はやや高い。
- 分からなければ図書館の先生に相談するように促す→リサーチ能力の向上。
- 図書にあたるので読書力向上。
案)いっそのこと、自由研究の課題にしてしまう。
- 質問の内容に関して、山に行く海に行く、並びに、博物館や美術館などの体験できるようなもので調査をおこなえるのであれば自由研究にしてもいいのでは。
案)質問に対する批判を探してきてもらう。
- 質問に対する批判が存在する場合には、反対意見も探すように促す。そのことで、多角的な思考能力が成長する。
- 上記のことで即答を免れることができる。
と、まあ思いついたことを書いてしまった。しかし、大人は百科事典ではあるまいし即答はできないし、即答であれば「雑」となることも大いに予想されます。そうであるならばリサーチ力でカバーすることはいいのでは?参考記事情報を調べる!!ググる?書籍を調べる?
北原 伸介
最新記事 by 北原 伸介 (全て見る)
- 個人情報保護法ガイドライン(行政機関)を読む。 - 2024年11月13日
- (書籍紹介)松井茂記『情報公開法』有斐閣、2001年 - 2024年5月30日
- (情報公開やってみた)環境省役人用語集 - 2024年5月28日