理美容師さんが独立前に勉強しておきたいこと。その1
こんにちは、行政書士美容師の北原です。わたしは、カット専門店として独立したのですが、その時に役にたった知識があります。
独立をするためには資金を貯めて、それなりの手続きを行ってしまえばお店をもつことができます。しかし、知識を会得するにはそれなりに時間が必要です。なれですね。
独立に着手する前から自営業に関する知識に触れるようにしていきましょう。通勤電車や図書館、インターネットを駆使して読む習慣をつけておくと有意義であると思われます。
知識があると、自営業になった時に心配がなく営業をすることができます。これが結構重要です。創業期でお店の心配もしなくてはならないのに、手続きや税務などのいわゆる「法務」に心配があると二重苦です。その結果メンタルによろしくありません。
こんな話があります。
私は散髪屋(美容師)でその後行政書士になりました。そのことを散髪店のお客である中小企業の社長さんに話します。こんな答えが返ってきます。
「行政書士?いい仕事だよね。うちも頼んでいるよ!!つかまっちゃうから。」
この、つかまっちゃうからは悪いことをしているわけではありません。社長さんは現場仕事に忙しいので適切な法務を行うことが難しいのですし時間と体力がないのです。
そこで、私たち各士業が分担しながら適切な手続きを行います。
そのなかでも、みなさんよく聞くのが「顧問税理士」ですよね。税は税法に基づく法務です。税務は頻繁に変わりますし、私たちにとって必要不可欠な分野です。違法な手続きは危険です。粉飾決算や脱税は犯罪です。法律に基づき逮捕されて家宅捜索を受けることになるかもしれません。
余談ですが、美容師の独立した先輩が「家の物とか全部経費でおちるよ。」とか「飲み代なんて全部交際費」みたいな発言を自慢げにしていることを聞いたことはありませんでしょうか?
私に言わせればその状況はかなり危ないと感じます。
税務署職員は申告書や財務諸表から多くの情報を吸収することができます。素人がへんにいじるとすぐに分かります。ですので、今は大目に見てもらっているだけだと考えます。
話を戻しましょう。中小企業の社長でも適切な法務をおこなうために士業と付き合います。ですから、士業に頼んでしまえばいいでしょう。、、なんこと言えません。
独立したては創業時で、何かとお金がありませんよね。ですので、ある程度は自分で法務を行うことが必要となるのです。
しかし、心配はいりません。小さな美容室の法務はそこまで困難ではないです。
そのために、独立前にある程度の時間をかけて知識になれておけば独立後も悩むことはありませんよね。(続く)
北原 伸介
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